厚生労働省「化学物質のリスク評価検討会」において、下記７物質についてのリスク評価およびクロロホルム等、発がんのおそれのある有機溶剤１０物質の今後の対応についての検討が行われ、その結果が取りまとめられました。

〇リスク評価物質（７物質）
N,N-ジメチルアセトアミド
フタル酸ビス（２−エチルヘキシル）（別名DEHP）
リフラクトリーセラミックファイバー
酸化チタン(ナノ粒子)
三酸化二アンチモン
金属インジウム
ジメチル２，２−ジクロロビニルホスフェイト（別名DDVP）

〇発がん性のおそれのある有機溶剤（１０物質）
クロロホルム
四塩化炭素
１，４−ジオキサン
１，２−ジクロルエタン
ジクロルメタン 
スチレン
１，１，２，２−テトラクロルエタン
テトラクロルエチレン
トリクロルエチレン
メチルイソブチルケトン

このうち、「化学物質のリスク評価検討会」においてリスクが高い等とされたジメチル２，２−ジクロロビニルホスフェイト（別名DDVP）および発がん性のおそれのある有機溶剤については、「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」において具体的な健康障害防止措置の検討が行われ、その結果がまとまったため、当協会会員等に周知をお願いしたいとのことです。

上記の検討会報告書の概要等については厚生労働省のホームページを参照ください。

・厚生労働省ホームページ
〇化学物質のリスク評価検討会　報告書
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000376uw.html

〇化学物質による労働者の健康障害防止措置
　に係る検討会　報告書
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000035885.html